(早口)

櫻坂の話なんですが、まあ簡単に言うと人間を見るだけなら物語と背景がある方が面白いよねってことです。あと、ちょっと足りてないものの方が気になる。ヤンキーが勉強頑張って慶応いったり、何故か教師になったり、好きな子のためにバスケやってみたり、物語があってカタルシスがある方がワクワクしますよね。

アイドルも同じで単にかわいいとか面白いとかダンス上手いとかだと飽きちゃうタイプなんですね。今の乃木坂3.4期とか日向坂ってちょっとした壁はあるものの似たようなのをAKBや乃木坂1期で見たわけだし、いまいち物語としてはマンネリなんですよね。世代交代の大半が上手くいかない理由がここにあると思うわけですが。(諸説あり)

で、欅坂も同じ感じでバーンッて売れてったので全く興味なかったんですが、自分の知る限り初めてです。興行的には成功なのに世間にここまで失敗作だと認知されてるアイドルグループは。これが背景ですね。

そして前の話に戻るんですが、最初の一致団結から図らずも欅坂は平手とそれ以外というよりも平手vsそれ以外みたいになってたんですね。別に仲は悪くないと思いますが。それ以外の方もグチャグチャで、頑張ってるやつと頑張ってないやつがいて、新しく2期生が入ってきたけどその子たちはどうしたらいいのかわかんねえ、平手も辞めるし、みたいな。そしたらまっさらにして1からまた始めようってなった訳なんですね。はっきり紆余曲折あって物語としてはいい方じゃないですか?本当はここで平手を超える逸材が出てきて復活!となるのが王道ですけどね。

欅坂1期生の大半は文春のお世話だし、平手がいなくなったから逃げただけとも取れますけど大人に振り回され続けても残って、新しいグループで頑張っていこうとしてるメンバーたちにはカタルシス感じまくりをえなくないですか?

乃木坂っていう後ろ盾があったにも関わらず成功できなくて、後輩だったはずの日向坂に追い越されている現状も、0から始まるものとは違った良さがあるんじゃないかと思います。

これはグループでの話で個人だとまた別ですけどね。